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人気モデル
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「レオ?」
今日僕は、友さんの家に遊びに来ている。
試験も終わり、毎日のんびりと過ごしている。
「そう、モデルのレオ。知ってる?」
「はい。こないだ穴山くんが言ってました。男の敵だって。」
「あはは。確かにそうかも。すっげえ格好いいからな。」
「そうなんですか。その人が僕と一緒に食事を?」
「うん・・まあでも嫌なら断るから・・・」
「いえ、大丈夫です。行きます。」
僕がニッコリと笑って答えると、何故か友さんは
バツの悪そうな顔をする。
「どうしました・・・?」
「ん〜・・いや、別に・・・」
そう言って晩御飯を食べ進めるものの、目の前の肉じゃが
をつつくだけで、一向に減らない。
「会わない方がいいなら、僕・・・」
「違うんだ。違うんだよ、大和。」
「思ってる事言って下さい、友さん。僕には何でも言って欲しい。」
手を伸ばして友さんの手を握る。
友さんはお箸を置いて、モジモジと僕の指を弄る。
「格好悪いとか言うなよ・・・?」
「言いませんよ。友さんは世界一格好いいです。」
友さんがチラリとこちらを見る。
「レオ・・さ、モデルだから・・その・・見た目も格好いいし・・・その、大和が・・気に入っちまったらって思うと、嫉妬で・・・頭がおかしくなりそうなんだよ・・。」
「へ・・・・?」
友さんが、嫉妬?
こんな僕に?
僕が嫉妬するならわかるけど・・・。
「小さい男だって思ってるだろ!」
「お、思ってませんよ!ちょっと、驚いただけです。・・友さん。友さんは見た目もとても格好いいけど、僕は外見だけで友さんを好きになったんじゃありませんよ?」
「うん・・・・」
いつになく弱々しい友さん。
僕は思わず友さんのそばに回り込み、椅子に座った彼を
抱きしめた。
「どんな人が来ても、僕には友さん以上の人はいません。この先一生。」
「大和・・・・ありがと。変な事言ってごめんな。」
「いえ。友さんの考えてることが知れて良かったです。また心配事があったら言って下さいね。」
「うん・・・大和、好きだよ・・・」
「好きです。大好きです、友さん。」
「うん・・・」
友さんがゆっくりと顔を上げ、僕たちはそっと唇を合わせた。
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