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内示 友side
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「白鷺。今日、昼飯一緒にいいか。」
「はい、社長。」
「ん。じゃあ、後でな。」
珍しく社長に昼を誘われた。
何だろ?
そうは思ったものの、久しぶりのデスクワークに苦戦して
いるうちに、そんな疑問は消え去っていた。
「もう日本に戻って何年だっけ?」
賑やかな定食屋で社長は静かに話し始める。
「1年です。」
「じゃあ仕事では海外生活のが長いんだな。」
「そうですね。」
お互いに様子を見ながら話を進める。
しかし俺には午後からも地獄のデスクワークが待っている。
貴重な昼休みをダラダラと過ごすわけにはいかない。
「社長、話って何ですか?」
ストレートに聞くと、社長は箸を置いてこちらを見据えた。
「オランダに新店舗をオープンすることにした。
・・白鷺、君をそこの責任者に考えてるんだ。」
「え・・・・・?」
その後のことはあまり覚えていない。
あまり頭がスッキリしないまま、デスクワークをこなして
いった。
ただ1つ思うことは、大和のことだった。
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