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君だけの
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部屋に入り、リビングに案内する。
「ほぇ〜、綺麗にしてるなぁ。」
レオさんはキョロキョロと部屋の中を見回している。
「コーヒーでいいですか?」
「あ、お気遣いなく。ありがとうね。」
こう言う場合は本当に何も出さないのが正解なのか?
この人いつも何飲んでたっけ?
モデルだから夜にコーヒーはダメ、とかあるかもしれない。
僕は悩んだ果てに、ほうじ茶を入れた。
「どうぞ。」
「ん?あ!ありがと!俺、ほうじ茶、めっちゃ好き。」
ソファに座って、ふぅふぅと湯のみに息をかけながら、
一生懸命ほうじ茶を飲む姿は、あのモデルのレオとは
思えない。
あどけない、少年のようだ。
見た目が外国人のようだから、日本茶を飲む姿は余計
ギャップがある。
「・・どしたん?」
クスクスと笑うと、彼がこちらを見た。
「あ、すみません。何か、すごく可愛くて。」
ふふ、と笑いながら伝えた。
すると、驚いたような顔をする。
ん?
どうしたのかな?
ちょっと馴れ馴れしかったか・・!
「あの、すみま・・え・・・?」
急に、頬に唇が触れた。
「・・自分そんな風に笑うんや。可愛いなぁ。」
何、今の。
何でキスしたんだ?
どういうつもり・・・・あ、違うや。
外国の人だから、挨拶なのか。
しかしこっちは日本人だから、なかなか抵抗があるな・・
そんなことを考えながら僕もほうじ茶を飲む。
早く友さん帰ってきて欲しいな・・。
飲み干した湯のみをテーブルに置くと、突然腕を引かれた。
「うわっ」
意図せず、彼の胸の中にとらわれる。
「す、すみません、バランスを崩してしまいました。どうしました?」
彼の胸に手を置き、後ろに下がろうとしたが、
彼の腕が僕の腰に回された。
「あの・・・?」
「友よりも、俺にしぃひん?」
「は・・・?何がですか?」
「俺やったら大和のこと悲しませたりせぇへんで?」
「僕は別に友さんに泣かされていません。」
「でも、寂しいんやろ?」
「寂しくありません。」
「信頼されてないんやで?」
「あなたには分かりません。僕たちの関係は、周りから見るよりもずっと強固なものです。信じ合って、支え合っています。」
「へぇ・・・えらい自信やなぁ。可愛い見た目に反して、実は結構な自信家なん?」
僕の頬をするりと撫でられる。
僕は顔を背けて、彼の胸をグッと押す。
「やめて下さい。離して下さい。」
そう言うと、腰に回されていた彼の手が離された。
そのまま後ろに下がろうとした瞬間、
ソファに押し倒された。
「何ですか!は、離して下さい!」
彼はペロリと舌舐めずりをし、こう言った。
「可愛いのは大和くんやで。俺と付き合わへん?」
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