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息子さんをください 友side
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車を駐車場に停め、門の前に立つ。
「あー、やべぇ。緊張で死ぬ。」
「大丈夫ですよ、友さん。今日は父さんはいませんから。」
「まぁ、そうだけど・・」
お父さんにもお会いして挨拶したかったんだけど、
仕事の都合がどうしてもつかないということで、結局、
お母さんとだけ、会わしてもらうことになった。
「ほら、もう行きますよ。」
大和が門に手をかけ、開ける。
「お、おう。」
なんか、尻に敷かれてる感あるなぁ。
庭にはオロチと竜巻が走り回って遊んでいた。
俺がスーツなので、こちらに来ないように今日はゲートが
してある。
ゲートの側までやって来て、尻尾をフリフリしてくれる。
あ〜、癒される。
二頭の頭をよしよしと撫で、パワー注入!
玄関の扉が開かれ、
「ただいま〜。」
大和がそう言うと、
『ちょっと那智!アンタお迎えに行って来なさいよ!』
『何で。俺は大和の兄貴だぞ。』
『私は母親よ!あんたより身分上だっつーの!』
謎の口論が聞こえてきた・・・。
そうだ。
大和の母親は、那智と似てるんだった。
なんか、どっと疲れが出てきた・・・。
「いらっしゃい、友さん。」
渋々という感じで那智が出てきた。
「お邪魔します。」
「ただいま、兄ちゃん。」
「リビングまで、入ってもらって。」
「うん。」
大和にリビングまで連れて行かれる。
いよいよだ・・・・!
ガチャ、とリビングの扉が開かれる。
人影が見えた瞬間、俺は、
「お邪魔しますっ!本日は、お時間を頂き・・・うっ!」
「こんにちは、白鷺さん!」
俺は完全にフリーズした。
「あれ?母さん、何で鼻メガネ?」
大和のお母さんが、鼻メガネを装着して、
俺を歓迎してくれた。
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