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レオの受難 レオside
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「ダメだ。」
「ちょ、ちょっと、友ってば〜。」
「嫌です。もう決まったことですから。」
「あは、あはは・・・・大和くんも、そんな怖い顔せんとさぁ〜。仲良く、仲良くしよ?な?」
家帰りたい。
俺が今切に願うのは、ただそれだけや。
この、氷のように凍えた場所から立ち去りたい。
そう、皆さん御察しの通り、2人は喧嘩してる。
「最初からずっとダメだって言ってんだろ。」
「僕は友さんに許可を求めてる訳じゃありません。これは、決定事項として報告してるだけです。」
「堅いわ〜、大和くん。表現の仕方が堅い!」
「決定してない。ダメだ。そんなに行きたいのか?必要な物は俺が買うだろ?それに、学生の本分は勉強だろうが。」
「勉強もちゃんとします。親ともそう約束しました。もう、友達とも約束してるから今更断る事なんてできません。」
「友達関係って大事やもんな!分かる!分かるよ!」
「・・ダメだ。変な女にでも寄り付かれたらどうすんだ。」
「?そんな心配必要ありません。僕が好きなのは友さんだけだから。」
「あ〜・・さりげなく惚気ちゃうのね!うまい!」
「さっきからうるっせぇぞ、レオ!!黙ってろよ!」
「ううっ!ほんなら帰らせてもらいますっ。お疲れ!」
「えっ。レオさん、ダメだよ。・・約束。」
「うっ、大和くん!そ、そうやんなぁ・・・。」
こんなことなら断れば良かった。
なんで俺がこんな目に遭ってるんやって?
それは、ある1本の電話から始まったー
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