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夢か現か
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結局、僕はピアスを選んだ。
友さんに似合いそうな、シルバーのデザインだ。
一見、ゴツく見えるデザインだけど、
小さな太陽のロゴが入っている。
だからそれを選んだ。
「ありがとうございました。」
「こ、こちらこそですっ。」
高級そうなお店を出て、レオさんの車へ乗り込む。
「ええのん買えてよかったなぁ。」
「はい。レオさん。この度は何から何までありがとうございました。」
僕は運転席のレオさんへ、心を込めて頭を下げた。
「ちょ、ちょいちょい!土下座みたいになってるから!
俺ら友達なんやから、な?そんな、畏まらんといて。また俺も困った時は、助けてな。」
そう言って笑いかけてくれるレオさん。
僕は高校生で、何も返してあげられないけど・・。
ずっとずっと友達でいれば、いつか返してあげられるかな。
うん、そうだよ。
「はいっ!」
僕は、そう願って返事をした。
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