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お誕生日、おめでとう
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しばらく友さんを抱きしめていたけど、
「ごめん、もう大丈夫だ。なぁ、プレゼント開けてもいいか?」
「はいっ!」
友さんがプレゼントのリボンを解き、小さな紙箱が出て来た。
「あっ!これ、俺が好きなブランドじゃん!」
箱が開けられる。
どうかな?
気に入ってくれたらいいな・・・。
「おっ、ピアスかぁ。丁度いいサイズだな。このデザインは・・・太陽か?」
「はい。友さん、僕の太陽だから。」
そう言うと、友さんが固まった。
「お、俺が・・・?」
「はい!だって僕、友さんのお陰で暗い暗い世界から出てこれました。友達もできました。本多くんとも、し、親友になりました。全部、友さんのおかげです。友さんは、僕の太陽で・・・うっ!?」
「大和ありがと。お前も俺の太陽だよ。とっても眩しい太陽だ・・・・。」
友さんが僕を強く抱きしめる。
僕も強く友さんを抱きしめ返す。
「友さん、生まれてきてくれてありがとうございます。」
そう言うと、ピクッと一瞬身体が揺れた。
そして僕を抱きしめ続ける。
今日の友さんは泣き虫だな・・。
僕は、友さんの頭をよしよしと撫でてあげた。
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