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最悪な出会い
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「大和くんっ!!
駅までの道分からないから、案内してくれないかなっ!?
ありがとう、うん、行こうっ。はいっ、靴、靴履いて!
あ、それではお母さん、お邪魔致しましたっ!」
「あ、俺、俺も行くっ!」
馬鹿みたいにデカイ男に引きずられながら玄関を出る。
「離して下さい。」
すると、ぱっと離される。
僕は兄ちゃんをソイツから離して、警戒する。
兄ちゃんはきっと怯えてる。
「大和?」
心配そうに聞いてくる。
だから、僕は大きく頷いた。
「だから、それなんの頷きだっつーの・・・」
僕はソイツをキッと向いた。
「あの、大和くん?」
「アンタ、どういうつもりですか?」
「オイ、やま
「兄ちゃんは黙ってて。」
「あの、どういうって?」
なんだこいつ。
とぼける気か?
腹立つッ!
「どういう、だって?
人の兄ちゃんに金でいやらしいことしといてーー」
僕は怒りの余り、大通りだということも忘れて大声で言った。
「わーーーーッ!!!!
や、大和くんっ!こ、声が大きい!」
「はぁ!?アンタ、むぐっ」
兄ちゃんに後ろから口を抑えられた。
何で!?
兄ちゃんまさか脅されてるのか・・?
「小日向さん、もう言うしか・・」
「いやでも、那智くんはいいの?」
なんだ。
何言ってるんだ。
この変態が。
「はい。コイツ思い込み強いから、ちゃんと話さないとダメだと思うんで。」
「いや、那智くんもだけどね・・・。」
そんな会話をした後、僕から手を離した兄ちゃんは、変態ヤローの横に行きソイツの腕に兄ちゃんの腕を絡めた。
ん?
「俺たち、付き合ってるんだ。」
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