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しつけ教室
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あの日、ホームセンターに行った時に見た豆柴が気になって仕方ない。
店に電話すると、まだ買い取り手はいないとのこと。
たまたま父さんが休みだったので、思い切って買いに行く
ことにした。
店に着いた。
お姉さんの手から僕に渡される。
可愛い。小さい。
大切に育てよう。
心に責任感が灯る。
とりあえずキャリーに入れ、父さんが車に連れて行った。
僕は、諸々の手続きの説明を受ける。
必要なフード、赤ちゃんの間は栄養剤みたいなのも必要だとか。
あれがいい、これがいい、とお姉さんが勧めてくれるものをそのまま受け入れてると、結構な値段に。
予算オーバーだな。
「あの。」
自分のお金も出さないと・・。
「すいません。」
足りるかな?
「おいっ!」
「わっ。」
なんだよ、びっくりするじゃないか!
ふと顔を上げると、お姉さんの横に男性が立っていた。
あの綺麗な男性が。
胸に下げられた社員証に
「白鷺 友」
と書かれていた。
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