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噛み合わない気持ち 友side
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やっべ呑みすぎた。
店からフラフラでなんとか駅までやってきた。
でも、もう限界。
眠い。
ヨタヨタとなんとかトイレまで辿り着いた。
個室に入り、便座に座る。
ーコンコン
ん?
やべえ、寝てたか。
「大丈夫ですか?駅員さん呼んで来ましょうか?」
うわ、耳までヤバイ。
大和の声に聞こえてきた。
大丈夫ですって、言うか。
いや、姿見せた方がいいよな。
鍵を開けて、ソイツを見るーー
「白鷺さん?」
え?幻覚?
しかし良くできてるなぁ。
ぺたぺたと大和の顔や頭を両手で確認する。
感触がある!幻覚なのに!
「あの、どうしました、白鷺さん・・?」
えっ!本物だった!!
顔を覗き込むと、サッと目を逸らされる。
そんな顔するな。
笑ってろよ、大和。
触れたい
触れたい
「大和・・・来いよ。」
「え・・・・」
俺はその手を掴んで自分の家へと向かった。
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