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ご奉仕
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次の日からは、2人で話し合った通り、僕が買い物をして白鷺さんの家へ行き、2人で(主に白鷺さんが)料理をする。
「わーっ!砂糖って、それグラニュー糖だろ!」
「ぐらにゅ?」
「や、大和ーっ!卵はレンジに入れるなぁっ!」
「早くゆで卵になりませんか?」
「まっず!!味噌汁に出汁入ってねーぞ!」
「だし・・?」
そんな感じで毎日過ごしていた。
料理って大変だ。
ホント、母さんに感謝しなくちゃいけない。
今度から母の日は奮発しよう。
そんなことを考えながら、手伝い開始からあっという間に1週間。
白鷺さんが仕事を休むのは10日間なので、もうすぐ復帰ということになる。
「怪我の具合はどうですか?」
「ん〜、まぁ、ぼちぼちかな。ま、復帰は予定通りだろ。
しばらくは事務仕事になると思うって、社長が言ってたから、身体に負担になることはないよ。」
「・・そうですか。じゃあ僕もそろそろ来るのおしまいですね。明日で最後ですね。食材は多めに買っておきますから。」
「おう。・・寂しくなるな。」
貴方にそう思ってもらえるだけで嬉しい。
「・・はい。」
セフレ風情がこんなこと言ったらダメだったのかもしれないけど・・。
ホント、毎日どう過ごしてたのか分からなくなるほど、
寂しいや。
そして次の日、いつもより多めの荷物を持ってやって来た。
「わー、ありがとな、たくさん買い込んできてくれて。
助かるわー。」
袋の中を見て、嬉しそうにしている。
「いえ。元はと言えば僕のせいですから。」
「気にしなくていいんだぞ、こんだけやってくれてんだから。」
よしよしと頭を撫でてくれる。
「今日はさ、最終日だからピザでも頼んでのんびり過ごそうぜ!」
「え・・でも・・・」
「いいの、いいの。いつも色々してもらったお礼の意味もあるからさ。」
お手伝いに来てるのにピザなんて食べてていいのかな?
前を見ながら考えていると、横に立っていた白鷺さんの顔が突然ドアップで迫る。
「えっ・・・んっ」
ちゅ、とキスをされた。
驚いて隣を見上げると、
「俺からのお礼、もらってくれるだろ?」
少し首を傾げて言う姿はとても色っぽく、慌ててコクコクと頷いた。
「お前ほんと可愛いなぁ。
あ〜、食いたくなるな、大和のこと。」
僕は、火照る顔を俯かせながら、
「僕は、構いませんよ・・・」
と、ボソボソ答えた。
「じゃあ・・ちょっとだけ抜きあおっか。」
そう言ってソファに連れていかれた。
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