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距離 友side
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この店は諒太に教えてもらった店だ。
美味いらしいから、行く時は絶対に大和とって決めてた。
料理はとても美味しい。
でも今日は美味しいご飯を食べにきただけじゃない。
俺たちのこれからについて、話しに来たんだ。
俺の気持ちが本物だと伝えるために。
「大和」
「はい?」
大和がきょとんとした顔でこちらを見る。
この顔も可愛い。
好き、ホント好きだわ。
・・だから、こんな中途半端な関係じゃなくて、お前を俺のものにするために頑張るつもりだ。
今日は、その第一歩だな。
すうっと息を吸い込む。
「俺たち、セフレ解消しよう。」
大和は一瞬固まった。
あ、聞こえてなかったか?
周り結構騒がしいもんな。
「大和?」
名前を呼ぶとハッと我に帰り、
「はい、分かりました。」
と、何事も無いように答えた。
うっし、まずは第一段階突破。
ようやくスタートラインに立てた感じだな。
「色々と、お世話になりました。」
急に他人行儀だな。
「いや、なんだよそれ。今生の別れみたいに。」
セフレ関係は今生の別れだけとな。
「今日はこのまま帰りますね。」
まぁ、家に来たら理性を押さえつける自信無いしな。
「・・そうか、そうだな。」
こんなとこで解散っていうのも寂しいけど。
「僕、うどんしか作れないし、あはは。」
まだ気にしてたのか!
「ハハッ!まぁ、練習してりゃ上手になるよ。家に居る時に、お母さんに教えてもらえるじゃん。」
俺が教えてやりたいけどな〜。
いや、むしろ俺が美味いもの作って食わしたいな。
「・・そうですね・・」
早く、俺のこと好きになって欲しいな・・。
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