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追い打ち
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次の日、あまり眠れなかった僕はいつもより早くダイニングへ行った。
するとそこには何故か兄ちゃんがいた。
「おはよ。今日は早いのか、大和?」
「・・いや、別に。目が覚めただけ。」
向かい合ってコーヒーを飲んでると、じっとこちらを見てくる。
なんだろう。
落ち着かない。
「竜巻の散歩行ってくるよ。」
いたたまれなくなり立ち上がった。
「大和」
なんだよ。
嫌だ。
「・・・・」
返事ができない。
「・・うん。俺はいつでも大和の味方だからな。」
そう行って兄ちゃんは自室へと去って行った。
やっぱり兄ちゃんは勘がいい。
隠し通せないな・・・。
かと言って言えることでもない。
こういうのを墓場まで持って行くっていうのかな。
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