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告白 友side
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革命に着くのは俺の方が早かった。
先にピザをムシャムシャと頬張る。
ワインを飲みたい所だが、今日は無しだ。
大和の話だしな。
「よぉ、那智。」
「こんばんは。」
「久しぶり。」
「先輩も一緒なんだ。」
何故か澪先輩も一緒だった。
カウンターに座る俺の隣に那智、その隣に先輩が座る。
「あ、ごめんな先に食っちまって。ほら、ピザだし食えよ。」
「ありがとうございます。・・でも食事は後で大丈夫です。」
「ん?・・あー、大和の話だっけ?」
「はい。友さん、最近大和に会ってやってくれてますか?」
なんかトゲのある言い方だな、オイ。
「会ってやってくれてるかって・・・俺は会いたがって連絡入れてるけど、拒否されんだよ。」
「いつからですか?」
「いつから?ん〜、竜巻が誤飲したあとしばらくしてかな。」
「何故ですか?」
「そんなの知らねーよ。何も思い当たる節がない。」
「考えてください。」
「は?無いつって
「はい、ストーップ。那智くん、そんな風に責めちゃダメでしょ。まだ何にも分かってないんだから。で、友もキレない。そしてなんか些細なことでもいいから、思い出してくれ。」
先輩が仲介に入る。
「些細、つっても・・・」
「最初からの関係を辿ればいいんじゃないのか?」
今度はカウンター越しに諒太が話に加わる。
「う〜ん、最初からねぇ。・・俺たち最初はお互い悪印象で、その後あいつが俺のしつけ教室にきて距離が縮まったんだよ。
で、その後偶然駅て会って、俺は泥酔してたから家に連れて帰ってもらったんだ。で、そこで・・」
え?
なんていうの?
実の兄貴の前で、
『セフレになりました(テヘッ)』って?
クズだろ、それ間違いなくクズだろ!
言いにくい!
まあ皆大人だし、言い淀んだ俺の気持ちを汲み取ってくれるよな。
この話づらい内容を分かって・・・
「そこで、なんですか?」
・・くれねぇよなぁ!
那智だもんなあ!
アホだもんなあ!
空気読めねぇよなぁ!
「言わなきゃダメか?」
「話が全く分かりませんから。その関係性を知る必要はあると思われます。」
誰だよ、その言い回し。
政治家かよ。
大和、勝手に話しちまってごめんな・・。
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