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告白
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くちゅ、くちゅ、
「んっ・・・んふっ・・はぁ、ん・・ん・・」
なんか、これ、夢・・・ではない?
今、白鷺さんも言ったよね、夢じゃないって。
え?
じゃあなんで今、キスしてるの?
椅子から床に押し倒され、上からのしかかれながら、貪るようにキスを受ける。
嬉しい・・けど・・・色々・・おかしい・・・!
僕は力の入らない手で、ぎゅーっと白鷺さんの胸を押した。
「あっ。や、大和、ごめんな、苦しかったか!?」
白鷺さんは僕の身体から退いて、僕の上半身をそっと起こしてくれた。
僕の隣に座って、背中をさすってくれる。
「大丈夫か?」
「あ、はい・・・」
いや、そんなことよりも・・・
「あの
「大和、俺、大和のことが好きです!付き合ってください!」
テレビでよく見るお見合い番組のように、白鷺さんは立ち上がり頭を下げて手を差し出してくる。
え?
何やってんの?
あ・・・あぁ、そうか・・・
「イタズラとかやめて下さい・・・」
そう言って俯くと、
「俺は本気だっ!てゆかお前、俺が諒太のこと好きだとか思ってたんだろ!誰があんな奴好きになるかっ!俺は、初めてお前を家に連れてきたときには、もう、お前のこと、好きになってたんだよっ!!」
「え・・・・」
顔を上げると、そこには真っ赤な顔をした白鷺さんがこちらを見下ろしていた。
「ホント・・・・?」
「・・返事、聞かせてもらってないんですけど。」
手をプラプラさせながら口を尖らせる。
「あ・・・あの・・・」
いいのかな、言って・・・
僕なんかが、いいのかな・・・?
「俺のこと好きじゃないなら、振ってくれ。」
違う、そんな訳ない。
「俺の事セフレって言い出したの、大和だもんな。他に好きな奴でもいるんだろ?」
何言ってるんだ・・・!
「俺の片想いなんだろ。じゃあ早く振ってく
「好きですよっ!!白鷺さんのことが、大好きですよッッッ!!どれだけ、僕っ・・!どれだけ悩んだと・・・っ!」
また、ふわりと抱き締められた。
「大和、俺たち両想いなんだって。しかも最初から。なんか笑っちまうよな。ちゃんと話そう?俺、お前にたくさん話したいことあるんだよ。」
その優しい声に、ぬくもりに、僕は生まれて初めて、心が丸裸になる感覚に包まれた。
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