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告白
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「どうしたんだ?」
「あ、ちょっとこけちゃって・・・」
「どこか行こうとしたのか?トイレか?」
「いえ・・・」
離れたくなかった、なんて重たいよな。
しかも僕のためにココアを入れてくれようとしてるのに。
「あの・・・・」
うまい言い訳が出てこない。
えーっと・・・
「わっ」
ふわりと抱き上げられ、ソファに戻された。
白鷺さんも、隣に座る。
「どうした?何か言いたいことがあるのか?言ってみ。」
僕を見下ろす目は、とても優しい。
「あ、あの・・僕のためにココア入れてくれてるの知ってるんですけど・・離れたく・・なくて・・すみません・・」
「ばっか。すみませんは余計だよ。嬉しいよ、傍に居たいって思ってくれて。」
そう言って、ちゅ、とキスをし、僕を抱き寄せる。
足りない、足りない・・・
もっと近づきたいよ・・・
「ん?」
僕はソファに腰掛ける白鷺さんの上に跨り、
「えっ?えっ?」
太腿の上に向かい合って座り、その胸にしがみ付いた。
「ちょっと・・だけ、いや、やっぱり、いっぱい・・だけ・・・」
「ふふ。いいよ、ずっとこうしといていいから。」
そう言って、優しく頭を撫でてくれた。
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