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気付いたらお腹がペコペコだ。
そろりと足をついてみると、ガクブルはちょっとマシだ。
ゆっくり立ち上がる。
あー、お尻がちょっと痛いな。じんじんする。
たまに、壁に手をつきながらリビングへと向かう。
リビングのドアを開けると、途端にいい香りが。
何これ。
すごい美味しそうな匂い!
カウンターまで行くと、白鷺さんがテキパキとキッチン内を往復していた。
「あっ!大和、大丈夫か?呼んでくれれば行ったのに。」
慌ててこちらへ回り込んでくる。
「大丈夫ですよ、白鷺さん。お料理続けて下さい。邪魔しちゃってすみません。」
「バカ、すぐ謝んな。手伝いはいいから座っとけよ。」
そう言って、ちゅ、とキスをしてカウンターへ戻って行った。
白鷺さんは優しい。
言葉遣いが異常に悪いけど、その何倍も優しさに溢れている。
僕は、何をしてあげられるだろうか?
忙しそうに動く白鷺さんを、ぼーっと眺めていたら、
「できたぞー。」
そうして目の前に出されたのは、シーザーサラダとコーン
スープ、ステーキだ。
肉はやっぱり安定の嬉しさだよな・・
「美味しそうです!」
「まぁ、焼いただけだからな。」
そうは言うけど、何かいい匂いするよ。
白鷺さんがカトラリーを持って来てくれた時、
ぐぅ〜〜
僕のお腹が絶叫した。
「「あ」」
僕たちは笑い合いながら、昼夜兼用の食事を楽しんだ。
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