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「「はぁっ、はぁっ、はぁっ」」
どちらの息遣いかわからない程、互いに呼吸が乱れている。
何キロも走った後みたいだ。
仰向けに横たわる僕は大の字で寝ており、もちろん全裸だが指先1つ動かす体力が無い。
「ふぅ・・・」
しばらくそのままでいると、随分と呼吸が落ち着いてきた。
上半身を少し動かすと、白鷺さんがバッと身を起こしてきた。
「や、大和!ごめん、ごめんな!疲れただろ?無理させたよな・・ホント、ごめん!」
僕の背中を支えながら、上半身を起こしてくれる。
「あ、すみません。大丈夫ですよ?」
「いや、そんなはずないだろ・・お前、初めてなのに、あんなガツガツと盛った犬みたいに・・あー、ホント情けねぇよなぁ、俺!」
「いえ、あの・・僕・・」
こんなこと言ったら引くかな・・・
「なんだ?何でも言えよ、大和。恋人なんだから。」
白鷺さんが僕の顎を掬ってニコリと笑い、僕と目が合う。
「あの・・僕を・・求めて・・もらえて・・嬉しい、です・・」
聞こえようによっては、セックス好きの淫乱と思われてしまうかな?
と、若干の不安を感じつつも、1つ1つをちゃんと言葉で伝えたいという気持ちはすごく持っている。
でも少し恥ずかしいな・・と思い俯いていると、
ちゅ、とキスされ抱き締められた。
「大和、ありがと。身体、無理させてごめん。そんで大好きだ。」
白鷺さんの腕の中で、僕は本当に幸せな気持ちになった。
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