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「メシ作ってくるから待ってて。もし動けそうならシャワー行っといで。」
そう言って、服を着て白鷺さんはキッチンへ向かった。
身体を動かそうと思うも、腰砕けで動けない。
でも、これは愛された証なんだと思うと、愛おしい。
ノロノロと服だけは着て、ベッドの上で休んでいた。
しばらくすると部屋のドアが開く。
「よし、メシできたぞ。行くか。」
そう言って僕を横抱きにする。
何回かされてるけど、やっぱりちょっと恥ずかしいな。
「あの、僕歩きますから・・・」
「この方が楽だろ?」
「楽ですけど・・恥ずかしい・・」
「あんま、煽んなよ・・」
今の会話、ちょっとよく分からないな・・。
何で僕が何かをしでかした風なんだ??
よく分からないので黙って運ばれることにした。
「わあ!」
テーブルの上にはホテルの朝食みたいなご飯が!
温玉入りシーザーサラダ、バゲット、ふわとろオムレツ、コーンスープ、コーヒー。
「ん〜、美味しい!白鷺さんのご飯、ホント美味しいです!僕、もう、家のご飯では満足できなくなっちゃいそう。」
「あはは。いや、母親の料理が一番なんじゃねーの?」
「母さんのご飯は美味しいですけど、こちらのリクエストは一切受け付けないですから。美味しくない味付けのものも、そのまま。
・・白鷺さんが作るお料理は、おふくろの味ですか?」
聞いてから気付いた。
今まで白鷺さんの家族について聞いたことなかった。
「んー、いいや。うちはさ、親がメシ作ってくれたこと無かったな。」
しまった。
母子家庭とかそんなんだったのかな?
「あ、す、すみません、色々聞いてしまって。」
「いいよ別に。・・そういや大和には俺のこと全然話してないな。俺の事、聞いてくれる?」
「は、はいっ!もちろんです!よろしくお願いします!」
そう言って姿勢を正した。
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