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恐怖
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僕は教室に戻り、カバンを掴む。
「真田くん?すごく顔色悪いよ。保健室行く?」
隣の席の女子が話しかけて来た。
「うん・・早退するよ。ありがとう。」
なんとか声を絞り出し、先生にも伝え、許可をもらう。
僕はフラフラと下駄箱を通り、グランドを横切る。
その時、ふと、校舎を見上げると、教室の窓から、
本多くんが僕を見ていた。
ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ、
「かはっ・・・・」
息が、上手くできない・・
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて
なんとか正門を出て、壁にもたれながらスマホを取り出す。
スマホを操作して、通話ボタンを押した。
『もしもし?どした?』
「友さん・・・!僕、僕・・・助けて・・・」
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