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恐怖 友side
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「白鷺さん、これ大和の荷物だから。あの、一応連絡先を聞いといてもいいかしら?お手間かもしれないけど、大和の様子を聞かせて欲しいの。」
「はい、モチロンです。」
こうして真田母と連絡先を交換した。
「ありがとう。・・親として、頼ってもらえないのは、少し寂しいけど、貴方みたいな素敵な人に出会えて、助けていただけるのは、大和も幸せね。」
そう言って微笑む真田母は、どこか寂しそうだ。
「どこまでできるか分かりませんが、私は、大和くんが強くこのことに向き合えるようになれればと思っています。」
「・・ええ、そうね。ふふ、やっぱり素敵な人ね、白鷺さん。親は甘やかしてしまうから・・・。大和のこと、どうかよろしくお願い致します。」
最後の挨拶をかわし、真田家を出た。
自宅に戻り、リビングで荷物の整理をしていたら、
寝室からうめき声のようなものが聞こえてきた。
整理を一旦中止して、寝室へ入る。
うう〜っ、と、やはり声が聞こえる。
寝てるのか?
寝言?
夢が悪夢なのか?
「なんで・・くがっ・・イヤ、イヤだっ・・・たす・・・てっ・・!」
なんか、ヤバくねぇか?
汗すごいし。
「大和!おい大和!」
声をかけるが反応しない。
仕方ないから、身体を揺らす。
すると、激しく暴れ出した。
「イヤだっ!やめてっ!」
「おいっ!大和!俺だって!」
大和は起きたが、怯えるような顔でこちらを見る。
「大和、分かるか?大和・・」
「こ、怖いっ、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・・ヒィッ!」
思わず抱き締めると、悲鳴をあげる。
あ、悲鳴あげられるとちょっとショックだな。
しかし離すわけにはいかない。
「大和、俺が誰か分かるか?友だ。お前の恋人の友さんだよ。」
背中をトントンしながら話しかける。
「ゆ、友さん・・・」
顔を覗き込むと、少し表情が緩む。
「友さん・・・キスしたい・・・お願い、キス・・」
「いいよ。」
大和の唇にそっと触れる。
すると、珍しく大和から舌を絡ませてくる。
その様子が何かから逃れようとするかのように必死で、
何故だかとても切なくなった。
「んっ・・・んんっ・・・」
大和が俺のズボンに手をかける。
「んっ、大和・・おいって・・・」
「友さん、シて。シて欲しい。お願い。怖い。止まらないで。怖いの思い出したくないから、お願い。」
これは、抱いてやった方がいいんだろうな。
と、少し都合のいいように解釈をした。
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