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恐怖
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友さんと兄ちゃんが家へ行ってる間、僕はベッドの中に
居た。
これから、どうすればいいのか。
いや、そもそも学校に行けるのか・・・。
「中退しようかな・・・」
とてもじゃないけど本多くんと一緒に学校生活を
過ごせるとは思えない。
・・彼は、僕を虐めた奴の1人だ。
背や腹を何度殴られたか分からない。
あの頃、僕を虐めた奴を思い出すのは、まだ辛いけど、
本多くんはとりわけ辛い。
何故なら、最初は僕のことを庇ってくれていたから。
それが、いつからか他のみんなと一緒になって、
僕を虐めるようになった。
「うっ・・・おえっ・・・・」
胃がムカムカする。
トイレで胃液しかでない嘔吐をし、再びベッドに戻る。
怖い。
友さん早く帰ってきて。
そう思いながら布団にくるまっていると、いつの間にか
意識を手放していた。
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