アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
貴方と、共に
-
目がさめると、そこは友さんの家だった。
そして、友さんに抱き締められていた。
昨日は・・・あ、そうだ・・本多くんに会って・・
ドッ、ドッ、ドッ、と、心臓が打つ。
「あ・・・怖・・・・
「んん〜・・・」
すると、友さんが身じろぎをした。
寝て居るところ申し訳ないと思いつつも、その胸元に
顔を押し付ける。
強く、強く、押し付ける。
友さんの側にいたら、それだけで落ち着く。
もう、学校なんて行く必要ないんじゃないかな。
大学も、別にやりたいことなんて無いし。
バイトでもしながら、傍に置いてもらえればいい。
ちゃんと生活費を稼げば、それでいいだろうし。
家族に言ってみようか?
ガッカリされるかもしれないけど・・僕にはメリットが
見出せないし。
「大和・・・・?」
友さんの声に顔を上げる。
「おはようございます・・」
「おはよ。ちょっとは元気になったか?」
「はい・・・」
「ふふ。無理しなくていいんだぞ。飯、食えそうか?」
「少しだけなら・・・」
「ん。じゃあ食べやすい物作るわ。」
ギシッ、と友さんがベッドから降りようとする。
僕は思わず友さんのスウェットを掴んだ。
「どした、大和。」
「あ・・あの・・・離れたく、ない・・です・・。もう少しだけ・・・」
そう言って友さんにしがみつく。
大好きな友さん。
いつも僕を助けてくれる。
あなただけ居れば、それでいい。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
182 / 293