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「眞宵はどんな人がタイプなの?」
「タイプとかはよう解りませんな。けど、優しい人は好きですえ」
「優しい人…」
「クルくんも匡くんもナナくんも優しいからウチは好きですえ」
「匡灯が優しいのは解るけど、僕や七は優しくないよ。七はとくに」
「ウチには優しくしてくれはるやないですか」
「……眞宵は上の人の息子だからね」
「まぁ。それやったら下の人の息子やと優しくはしてくれはらんと?」
「……」
「そんな事はないぞ、眞宵」
「七!」
繰威と眞宵の会話に入って来たのは七だった。
「ナナくんは、ウチが誰でも優しくしてくれはるん?」
「あぁ、勿論。眞宵が眞宵で有る限りは優しくするさ」
「わぁ。ナナくんは優しい人やなぁ~」
「ところで、眞宵に頼みたいことがあるんだ」
「?ウチに頼みたいことってなんです?」
「匡灯に言づてを頼めるか?」
「そないな事なら引き受けますえ」
「サンキュー」
七は匡灯に伝えたい事を眞宵に頼んだ。
その言づてはその後、匡灯に届けられたのだった。
end
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