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阿像を連れて吽像は神様の居る社へと訪れた。
神様は2体を見て、にっこりと笑顔を見せた。
「おいで、私の可愛い獣達」
『神様ー!』
阿像は迷い無く神様に飛び付く。
ドンと勢いが強すぎて神様ビックリして咳をした。
ソレが吽像は心配してあわあわとしたが、神様は問題無いよと吽像の頭を撫でた。
「さて、話って言うのはね」
『?』
「キミ達を人型にしようと思うんだ」
『人型?』
「私も獣の姿の2体を見るのは好きだけれど、やはり寂しいんだ」
『神様?』
「私の力を注ぐから、痛くはないよ」
神様が2体に手を翳すと、獣の姿から人型の姿へと変化した。
「あぁ、ごめんね」
「?」
「どうして謝るのですか?」
「耳と尻尾を残してしまった。まぁ、ランドウは耳と尻尾が無いと鬼と間違われてしまいそうだし、いいか」
神様は阿像と吽像を抱きしめた。
ソレには阿像も吽像も嬉しそうに笑顔になる。
「アスマ、ランドウ。これからふたりは自由に何処へでも行ける。この場所を護るのも、離れるのも自由にしていいんだよ」
抱きしめながら神様は阿像と吽像に話し掛けた。
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