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食事を終え、匡灯は机に向かった。
「匡灯様?なにしてるの?」
「学校の宿題だ」
「がっこう?しゅくだい?」
アスマは解らなくてランドウの方を見た。
「学校とは人が勉学を習う場所です。宿題はそこで出された問題を解く、というものです」
「わかんない。匡灯様遊ぼ?」
「……」
匡灯はムスッとした表情で教科書を見ていた。
「ランドウ~!匡灯様が反応してくれない!」
「仕方ないですよ。匡灯様は学生なんですから」
「がくせい?」
「学校に通う者を学生って言うんです」
「ふーん?」
「邪魔をしてはいけませんからオレ達は少し、外に出ていましょう」
「散歩!」
わーいと部屋を飛び出したアスマに苦笑いを浮かべるランドウは匡灯に出掛けて来ることを伝えた。
「ランドウ、どこ行く?はじめてだからどこ行っても面白いけど、どこ行く?」
「そうですね。あまり匡灯様から離れると帰り道も解ら無くなりそうですから、遠くない所までなら適当に歩きましょうか」
「うん!行こう!」
ランドウの手を掴み嬉しそうなアスマは歩きだした。
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