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幼少から少年の匡灯
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匡灯には、幼少の頃から妖に懐かれるという特技(?)があった。
出会う妖に式神にしてくれと頼まれる日々を過ごしていた。
その妖達に家にまで入ってくるモノまで現れた。
鬱陶しく思った匡灯は子供ながらに家の庭先に妖を閉じ込める結界を作り出した。
「入って来ようとするものは、容赦無く消し去るからな!」
家の塀から覗き込む妖達にそう伝える匡灯。
そこへ、面を顔に掛けている者が訪ねてきた。
「匡灯坊ちゃん。上からの指示紙をお持ちしました」
「……式神なんか作らない。そう前にも言った」
「匡灯坊ちゃん、これは上からの指示でございます。一度面談していただき、そこでお決めになられては如何でしょう?」
「……だったらお前、あそこに立て」
「はい?お庭ですか?」
「そうだ。早くしろ」
訪問者は疑問を持つも、匡灯には逆らえず庭に出て匡灯に言われた場所に立った。
その瞬間。
「ヒッ!?これは!」
「妖達を閉じ込める結界だ。妖の類にしか使えないモノだが、あんたも妖だから効果あるだろう?」
「ぐうっ!」
結界に閉じ込められた訪問者の妖は苦しんでいた。
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