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陥落
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「なっ・・・!ばか、そこで喋んな!・・・俺はもう行くから、追いかけてくんなよ。」
クソ、俺は耳が弱いってのに・・・!
それに、キスだって?
そんなのされたらたまったもんじゃない。
早くここを去らないと・・・
俺がそいつを避けて歩き出したその時、腕をガッと掴まれて引き寄せられた。
状況を理解するよりも早く、唇に柔らかいものが重なっていることに気付いた。
「んっ!?・・・んぅ、やめ・・・んっ。」
逃げようにも頭の後ろと顎を捉えられて動けない。
閉じることのできない口の中を舌で蹂躙される。
クソ、やめろ・・・ッ!
抵抗しようと奴の胸に押し付けた両腕は一つにまとめられ押さえられてしまう。
「ちゅ、ん・・・ふッ・・んむ、ぅ。」
「んっ・・・クク、かーわい。顔とろけちゃってるよ。気持ちイイ?」
「ち、が・・・ッは、はあ・・・。」
やっと唇を解放された。
酸欠で思考が滞る。
それに・・・認めたくない、けど・・・気持ち良かった・・・。
俺はハァハァと息を荒げる事しかできない。
「ね、名前・・・教えてくれるよね?」
押さえつける腕はそのままに、顔をズイと近づけて聞かれる。
俺は・・・もう・・・っ。
「う・・・み、三戸(みと)・・・だよ・・・。」
押さえられていた手を離され、代わりに石田の両腕に抱き締められる。
「ね、俺とシよ?気持ちよーく、してあげるよ。」
「ぅ・・・・・くっ、わかっ・・た・・・。」
俺はきっとこいつから、もう逃げられないーーーーー。
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