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「あの、瀬良さん?」
黙る俺に唇をきったのはお父さん。
「あぁ、すいません。
で、樹くんの部屋は?」
美和「2階の奥です。」
瀬良「ちなみにお兄さんは?」
奏「俺は向かいの部屋です。
2階、行きますか?」
瀬良「いえ、今日は結構です。」
良「と、言いますと?」
これまでのひきこもり者への対応の仕方を
事細かに伝え、段取りを踏んでゆっくり
解決していくと説明した。
同時に家族の日常や接し方も聞いた。
美和「それで…樹は出てきてくれるんでしょうか?」
瀬良「樹くんと御家族次第です。
樹くんには僕の存在は一切話さず、これまで
通り接してください。」
美和「これまで通り…。」
瀬良「はい、それで大事なのはお父さん、
あなたです。」
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