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「いや…その、壱人がこけて」
俺のせい?!
ってか壱人って…
あぁ、気効かせて俺を友達としてるって
ことか。
「壱人…?」
「いきなりごめん。俺が転けちゃって助けて
くれたんだ。
瀬良壱人、奏の友達です。」
「そ、う…」
友達という言葉に一瞬顔をしかめたのを
俺は見逃さなかった。
あらかたいじめにあったとかかもな。
原因。
「樹、俺は行くよ。元気ならいいんだ」
「あ、うん。じゃあね」
樹くんと一緒にいた男はそれだけ言い残し
この家を去っていった。
あたりは静寂に包まれる。
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