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「とりあえず、人に慣れるために、
買い物から始めようと思ってさ。
いきなりショッピングモール入って
ハイ買い物ですなんて無理だろ?」
「無理…だけど…」
「まぁ俺に任せてよ」
どんどんと搬入口からバックヤードを
進んでいく。
あるアクセサリーショップに寄って
何かを店員さんに伝えてる。
「ここ座って。」
小さいテーブルに座る。
店員さんが丸いカラフルな石を色々持ってきて
くれる。
「これ、パワーストーンなんだよ。」
「パワーストーン…」
「そう、金運とか仕事運とか石それぞれに
運気が篭っててこれを腕に付けるんだ。」
「すごい…こんなのあるんだ。」
「綺麗だろ。
ここの店長、俺の知り合いで昔から仲いい
んだ。」
瀬良さん、知り合いいっぱいいるんだなぁ…
「で、樹くんに俺のパワーストーン作って欲しい。」
「え…俺が…?」
「うん、俺は樹くんに作るから。」
こうして俺と瀬良さんは黙々と相手の
ためにパワーストーンのブレスレットを
作った。
「「できた。」」
「ふっ…一緒のタイミング」
「はは…っ!」
「はい、付けて?」
差し出してきた腕にブレスレットを付ける。
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