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「なんて?」
「いやっ!なんでもない…」
「そうか。ボンネット座っていいよ、」
「え、でも…凹んじゃう」
「そんなくらいで凹まないから。」
ゆっくりとボンネットに座る。
座り方まで可愛いのか。
携帯を見て時間を確認する。
あと10分ある。
「あのさ樹くん。」
「…ん?」
「この仕事、本来は過去どうだったのか
確認するんだ。」
「過去…」
「でも俺今回は確認してない。
何があったのか、樹くんの口から聞きたいと
思って」
「俺の口で…」
「本人の口から言わせるのは一番
しちゃいけないことなんだ。
過去のことを思い出してひきこもりが余計
酷くなるから。
だけど、俺はどうしても樹くんの口から
聞きたい。」
「ぅ…」
「嫌なら無理に話せとは言わない。
ただ…守りたいと思ってる。」
「守りたい…?」
「樹くんのそばで樹くんを守りたい。
気持ち悪いよないきなり。」
「全然…!嬉しい…です…」
「だから俺は樹くんの過去を調べる事も
しない。」
「じゃあ…俺から、話すまで待って
くれるってこと?」
「そうだね。」
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