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3-22
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-樹side-
瀬良さんにひきこもりになった原因を
言おうとしたら綺麗な花火が上がった。
花火なんて何年ぶりだろうってぐらい
見てなくて気づいたら自然と涙が溢れた。
それを見兼ねてか瀬良さんは何も言わず
抱きしめてくれた。
人の温もり、何年ぶりだろ…
瀬良さんになら話せる、そんな気がする。
頼っていいのかな…
「じゃあ、行こうか」
色々考えてたら花火は終わっていた。
「綺麗…でしたね」
「もっと綺麗なものやるよ。」
トランクから紙袋を渡される。
「…これっ!」
「さっき作ったパワーストーン。
それ恋愛成就って意味なんだよ」
恋愛成就…
「あり…がとうございます」
「よし、帰ろうか!」
車で自宅へ戻る。
すっっっっごい楽しかった。
瀬良さん、男前だし優しい。
自分の部屋に戻って久しぶりに
安心して寝ることができた。
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