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理久にメッセージを送ろうとした時に丁度電話が鳴る
理久?!
‥‥‥違う 、蓮さんだ
どうしよう
出たら俺はまた甘えてしまう
でもこのまま何も言わずにサヨナラもできない
ちゃんとケジメをつけなきゃ
もう会わないって 言わないと。
「 ‥‥‥もしもし 」
「 あ、もしもし ? なかなか出ないから寝てるのかと思ったよ 」
久しぶりの蓮さんの甘い声
胸が苦しい こんなに 好きなのに
初恋なのに俺は好きになる人を間違えたんだ
「 ‥‥‥‥れん 」
「‥どうしたの、元気ないね 」
「 おれ、‥っ 本気で‥蓮のこと、大好きだっ‥たけど 、‥‥ううっ‥ 」
泣くな、会えないって言わないと
泣きたくないのに涙は止まらなくて 会えないの一言がなかなか出てこない
「 あれ‥?もしかして 僕振られるのかな ? 」
「 ごめ、んなさい‥っ、‥も 、会えない‥うぅ‥ごめ、んなさい‥ 」
「 どうして?僕のこともう嫌いになったの‥? 僕と離れて平気なの ? 」
好きだ‥すごく凄く好き
だけど、俺は‥もう諦めるんだ‥
離れて平気なわけない‥側にいたい
蓮さんが居ない世界で何を楽しみに生きていいのかも分からない
だけど それよりも俺は理久の笑顔を取り戻したい
蓮さんは俺じゃなくてもいいんだ
俺はただの暇潰しだから
俺が我慢したら理久はもう一度笑ってくれるかもしれない
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