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ガクガクと、痙攣するしか
あ、と短く息を出すしか
できなかった。
「〜っ、さすが、シン、まだとんじゃあいねぇな…?」
「あら、あらっ、ぁ…!とって、いきた、イきはい……!」
「あらら、呂律もまわってねぇな…しゃあねぇ、外してやるよ」
感謝しろよ?と意地の悪い声が耳元でする。パチンという留め金を外す音もギリギリ聞き取れて、下半身の重い感覚から開放された。
ダラダラと白濁は先から流れ出て、俺の太ももを伝って、アラタのふくらはぎを伝って、白いタイルを汚していく。
それが酷く卑猥でどうしようもなくて、甘さに侵された俺の頭もどうしようもない。
「もう約束、守れるよな?」
「まもる…まもるから、も、むりぃ…」
「ハイハイわかったわかった。じゃあ、今日はあと2回やったら終わりにしてやるよ。出血大サービスだからな?」
「まだ…?」
「文句あんならもっとヤるぞ。つかヤリ殺す勢いでやってやる」
もう充分ヤリ殺す勢いだよ…
そう呟くことはできなかった。体力的にも無理、状況的にも無理。
…どうしろって
穴の中にはまだ入ったまま。そのままヤるのかと思いきや、一度抜いて、背面座位だったのを対面にする。
かおがみえた。
肩に手を添えさせられ、アラタの手は俺の腰にある。
言わんとしている事は、顔を見なくたってわかっていた。
「こんくらい、いいだろ」
「……ん」
小さくうなずけばかーわい、と胸にキスをされる。
「うるさい」
言いつつ後ろに指を這わせていく。少し広げながら腰を落としていく。さっき、派手に空イキしたせいか先っぽがあたるだけでひくんと腰が揺れた。
思わず目をつぶって肩に置いた手に力が入る。
「たーつき、ほら、頑張って、俺も生殺しはキツイなぁ」
「うる、さっ、あぁ!」
がくん、と膝が折れて一気にソレが入った。膝が笑ってたのは気のせいじゃなかったらしい、しかもとうとう全身に力が入らなくなってやっぱり全部をアラタに預ける。
いきなりの挿入にアラタもびっくりしたのか眉根を寄せている。だけどすぐにいつもの表情に戻って
「ひぁ!ぁ、あぁっ!」
俺は喘いだ。気持ちいい、だから喘いだ。
だから
水音が耳を汚した。
「辰綺、」
俺の声が汚した。
「俺の、俺の辰綺…お前だけ、は…」
「あぁぁ…!く…ぁ、ん…ぁぁああ!」
脳の片隅はひどく鮮明だ。
この状況を達観してる。
「アラタぁぁ!!」
なんでアラタの名前を読んでるんだろう、って。
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