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支配者
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「――やあ、悠真。やっとお目覚めかな? 気分はどうだい?」
「……気分?」
その言葉に急に怒りが、胸の中で混み上がってきた。人を『レイプ』した癖に気分はどうだと聞いてきた。
ふざけてる…――。
その瞬間、胸の中で怒りが込み上がると目の前にいるこの男を殺してやりたかった。顔も知らない見ず知らずの奴に犯された気分は物凄く最悪だった。もう、自分の体の中まで汚れた気がしてきた。俺はそいつを鋭く睨み付けると言い返した。
「ホモ野郎に無理やり犯されて気分が良いと思ったか? ふざけんな、よくも俺を……っ!?」
体をずらした瞬間、急に下半身に鈍い痛みが走った。そして、気がつくとシーツに赤い血が付いてた。
「悠真、無理して動かない方がいいよ。あの時、激しく抱いたからアナルが腫れて切れてるんだ。でも大丈夫。さっきキミが寝てる間に傷口を消毒してあげたから安心しなさい」
「ッ……!」
あいつは目の前で平気な声でそう言って話すと、水が入ったコップを運んできた。そこでカッとなると体中が怒りに震えた。そして、思い出すだけでもヘドが出そうだった。
「初めてなのにあんな激しく抱いて悪かったね。でも、今度は優しく抱いてあげるよ?」
奴はそう言って俺の髪を片手で触ってきた。その感触に吐き気と、拒絶反応が同時に襲った。俺は咄嗟にその手を叩いて振り払った。
「俺に触るなッ!!」
「おやおや、私に対してその強気な態度は相変わらずのようだな」
「くっ……!」
その瞬間、あいつは俺の髪の毛を強引に鷲掴みした。そして、顔を上に向かすと偉そうな目で見下してきた。
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