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頭のずっと奥で。
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「あの「お前が思い出すの待ってたけど、もう待てねえ。」
悪いことしたなと、謝ろうとしたら男が声を被せてきた。
少しの沈黙。
「俺、葦北。葦北鳴。」
葦北…。あし…き…、なる…。
…あ。思い出した。
「…泣き虫鳴ちゃん。」
「ッ!!!!馬鹿その名前で呼ぶなよ!!!!!
…やっと思い出したか。遅ぇよ。」
年上なのに、からかわれてすぐ泣いてた鳴ちゃんと、
年下なのに、それを守っていた俺。
「ぷっ…」
思い出したら笑えてきてしまった。肩を揺らして笑う俺をキッと睨む鳴。
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