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鳴side
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忙しなく走り回る日々に嫌気が差してきていたあの日。
…理玖と再会した。
「ねぇお兄さん。俺を買わない?」
すぐに理玖だと分かった。笑えたさ。何でこんな事やってんだよーってな。
でも、あいつは覚えてなかった。
俺の事も、…あの日の事も。
…俺は、理玖を買う事にした。
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