アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
千聖side
-
鳴に頼まれて来てみれば、
…知らない男の子がいた。
「あのー…誰ですか?」
ん?と少し考えて、思い出した。鳴が家に犬が来たと言っていたのはこの事かと納得する。
可愛いかんじの顔に柔らかそうな癖っ毛。確かに犬っぽい。
理玖と話をする内に、胸がきゅっとなってきてしまった。
あー…この年になって男が気になるとかどうしたの…俺。
それも、鳴が狙っている男。
自分の気持ちに気付き葛藤する。
そうだ。忘れよう。まだ間に合う。
その時は忘れられると思っていた。
その時は。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
23 / 26