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帰宅。
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波多野さんが帰ってから何時間か経って、夜ご飯を作り終えた頃、鳴ちゃんが帰ってきた。
「おかえり〜」
パタパタと走って玄関まで行ってお出迎えする。
「ただいま。」
そう言って鳴ちゃんは俺の頭を撫でてから、靴を脱ぐ。
こんな些細な事も様になっている。
「ご飯とお風呂どっち先にする?」
「理玖にする。」
「え?」
浮いた、と思えば、お姫様抱っこだと理解する。
「ベッド、行くか。」
ドキドキして、うん、と言いそうになっていた所を抑える。
「ダメ‼ご飯もお風呂も冷めちゃうから!やるなら後!!!」
言ってから大変な事を言った事に気付くが、もう後の祭りだ。
「ふーん、後なら良いんだ?…じゃあ飯にするか!」
「あっ!違うの!まっ、鳴ちゃん!?」
叫ぶ俺を置いて怪しげな笑みを浮かべた鳴ちゃんはすたすたと部屋に入っていった。
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