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石田くんの恋 亀裂 2
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離婚してからすぐに、僕の上司である島琥太郎が恋をした。
毎日毎日、話を聞いていて、不思議で仕方なかった。
何をそこまで一生懸命になるのか、分からない。
仕事を終えた後、ストレートに聞いてみると、
「石田くん、胸がドッキュンこしたことある?ドッキュンこだよ?まるでさぁ、ど根性カエルのあいつが飛び跳ねてるみたいなんだよ・・・」
「・・君は、ぴょん吉を飼ってるのか。」
「ぶはっ!石田くん何言ってんの!?あれ、アニメだから!バカじゃ・・・痛いっ!」
こいつの言うことはさっぱり分からん。
だから殴っておいた。
思い返せば、僕は『恋』をしたことが無いのかもしれない。
元妻とは見合いで一緒になったから、ずっとドッキュンこすることなんて無かったし。
それまでに女性と何度か付き合ったことはあった。
しかしこの28年間、胸がドッキュンこするなんて経験は僕には、無い。
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