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デートしようよ! 2
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あぁ、ついにこの日が来てしまった。
デートという名の、下見の日。
待ち合わせ場所は、ある駅。
その場所に到着した僕は、島さんが来るのを待つ。
その駅には、犬好きのためのビルがある。
僕もすごく気になってたビルだから、正直ラッキーだと
思った。
ということは、犬を飼ってる人が次のターゲットなのか。
同じ犬好きというだけで、嬉しいような、切ない気持ち。
せめて犬はドーベルマンじゃないことを祈ろう。
チクリ。
また、胸が痛い。
でも大丈夫!
いつもの事だから!
下見をするってことは、具体的に話が進んでるのかな。
もう出会って仲良くなってるぐらいかな。
食事ぐらいは行ってるか・・・。
次にデートに誘って、告白するのかな。
それはいつぐらいだろう。
二股は嫌だから、僕に気づくようにして欲しいなぁ。
ギリギリ。
痛ったぁ・・・。
こんなデート、辛いだけだな・・・。
もう、心が爆発しそうだ。
「お待たせ、宝さん。」
ハッとして振り向くと、そこには島さんがいた。
いつもキッチリとまとめられた髪は無造作に崩され、
シャツの上に羽織るブルーのカーディガンは、
彼の肌色によく合っている。
少しタイトなパンツも、彼の筋肉を程よく主張させ、
セクシーだ。
太陽みたいに素敵な人だな。
「こんにちわ。」
まだ見ぬ誰かのために、僕も頑張ろう。
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