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蘇る記憶②
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俺が中学2年だった頃
母親は過労死で死んで俺は父親に引き取られた
母さんが死ぬ前は理想の家庭だった。
雰囲気も優しさもすべて
けど、母さんが居なくなった途端居なくなったのをいい事に俺に毎日暴力を振るうようになった
「ぐあっ…や、やめろよ…父さんっ」
「止めるも何もお前が悪いんだろーがよ!!!」
俺は元々生まれつき体が弱く、そして母に似た綺麗な顔付きだった。
父にはその顔が鬱陶しいやらで顔に傷を付けるように毎日毎日学校から帰れば殴られる生活を送っていた。
もちろん傷は1日で治るわけなくて顔に湿布やガーゼを付けて学校に登校して先生によく心配されていた
「おい、幸人。なにか言えよ!!!ああ?!」
「はっ、はっ…いぎっ…いっ、たぁ…」
「お前は確か前に目だけは辞めてくれぇ何て言ってたよなぁ?」
そう、俺は目だけは傷付けられたくなかった。
世界が黒くなるなんて考えられない
「お望み通り潰してやるよ」
口角をあげ、一言言うと部屋に痛々しい声が響き渡った
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙…あ゙…い゙…っ」
ナイフのような刃物で目を刺され俺は両目を失った
目を刺された痛みとショックで気を失った俺は父がどんな顔で傷付けたのかは分からなかった
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