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2ー11
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―天神界・エデンの城・秘密の園
闇をも溶かす透き通る声が懐かしい…。
まるで、彼が居る様な。
『“死”という一言は、神にとっては身近な言葉だとは思いませんか。肉体から魂が抜け、輪廻して、新たな人生が始まる。ま、私の場合は貴方の一部になるのだから…新たな人生は送れませんが。屈託の無い選択は時に必要な気がします…』
鳴呼…。
当たっている。
“死”とは必ず付いてくるものだ。
“クラエティア”も解っていたら、崩壊の道を選びはしなかっただろう。
『愚かで、可哀想な…クラエティア…』
それでも…。
俺は愛していた。
純粋で、清い存在を。
もう一度許されるなら…。
想いを伝えたい。
――…“クラエティア”。
儚く、綺麗な創造神よ。
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