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福田の一日
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西村は二人分の食器を洗って仕事へ行く為の支度を整えると、リビングで新聞を読んでいた福田に声をかけた。
「福田さん、じゃあ俺もう行くんで。」
「ん、あぁ。いってらっしゃい。」
福田は新聞の端から顔を覗かせて言った。
西村が玄関を出ると、福田は読み終えた新聞をテーブルの上に置き、大きく伸びをして立ち上がった。
その足で向かったのは・・・脱衣所だ。
既に洗濯物が放りこんであるそれに洗剤と柔軟剤を入れスイッチを押した。
洗濯機が回り始めると、自室に篭り読書を始めた。
福田は家に一人で居る時大抵本を読んでいる。
しっかし30過ぎたオッサンが家で読書って・・・。
金持ちなんだからもう少し贅沢に過ごしたっていいのになぁ。
そう思ったが機械の俺が意思を伝えられるわけもないので、そこで考えるのをやめた。
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