アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
福田の一日
-
数時間後、手に小さな花束を抱えた福田が帰ってきた。
その花を花瓶に刺すと、あの写真のそばに置いた。
写真に向かって両手を合わせている。
もしかして、今日はこの子の命日かもしれない。
一見明るそうに見える西村にも、暗い過去はあるもんなんだな・・・。
そんな事を考えていると、玄関が開く音が聞こえてきた。
西村が仕事から帰ってきたのだ。
夕刻、辺りはまだ明るかったが、今日の仕事は幾分早く終わったようだ。
西村の手には、夕飯の食材であろう買い物袋と仕事鞄が持たれていた。
西村は福田のいる自室へと足を運んだ。
「ただいま、福田さん。」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
7 / 12