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雪だるま
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西村がいそいそと出掛けてから、福田は庭に積もった真白い雪をしばらく眺めて、そして庭に出た。
「わぁ・・・。」
感嘆の息が白く消える。
足の甲が埋まるほどまで積もった雪を踏みしめ、しゃがみこむとその手に雪をかき集めた。
どうやら雪だるまを作るようだ。
しかし、これくらいの雪ではそれほど大きいものは作れない。
拳一つほどの雪玉を重ねて、小さな雪だるまを二つ、並べた。
「ふふ・・・。」
西村と自分に見たてているようだ。
そうして満足げな表情を浮かべると、暖かい部屋に戻って行った。
するとその時、西村が買い物から帰ってきた。
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