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「いや〜、久々にあんな動いた〜」
朔斗は伸びをしながら楽しそうに呟いた
結局、部活が終わるまで俺たちはバスケをしていた
「……俺も…あんな動いたの久々…」
疲れたけど、とっても楽しかった
俺たちは今日のバスケのことについて色々と話した
話しているとすぐに家の最寄り駅に着き、家までずっと話が絶えなかった
「「ただいまー」」
―ドタドタドタ
……なに、この足音…
「あーくん!さーくん!」
「あーくん!さーくん!」
俺と朔斗に一人ずつ抱きついてきた
「樹と咲羅じゃん」
「孝太郎くんたち来てるのかな」
俺は樹を抱きかかえて、朔斗は咲羅を抱きかかえた
そして、リビングへと行ってみると
「おぉ〜二人ともおかえり〜」
叔父さんこと母さんの弟の九条孝太郎くんはニコニコしながら出迎えてくれた
孝太郎くんたち弟家族が遊びに来ていた
父さんはまだ帰ってきてなかった
「葵、朔斗ー!おかえりー!」
もう一人また抱きついてきた
「待って、あい…俺たち樹と咲羅抱えてるから……」
「そうだ、一旦離れろ……重い…」
「あはは、ごめんね〜」
俺たちは樹と咲羅を下に降ろした
「二人ともおかえりなさ〜い」
「「ただいま」」
母さんはキッチンから出てくるとご飯を運んでいた
「母さん、俺たち着替えてくる」
「はーい」
朔斗は母さんに言って、俺も朔斗のあとをついていった
「二人ともまた身長伸びたー?」
あいがついてきていた
あいは俺たちと同い年で学校はちがうところに通っている
「俺は葵より2cm高いぜっ」
「確かに……ちょっとだけ身長差あるね」
朔斗はドヤ顔でそんなことを話していた
…たった2cmだし
「……んん??」
「……ん?…な、なに?」
「なーんか……葵、エロくなった?」
「…は、はい?!」
「まぁ、前より色気は出てるな」
…色気……出てるか…?
自分の体を見てみるけど……よくわかんないな…
「もしかして、彼氏でもできたー?きゃー!!」
なんか、一人で盛り上がってらっしゃる…
あいは一般世間でいう腐女子?というやつらしい
ホモ?BL?が好きみたいです
「朔斗は??彼氏いないの??…あぁ、でも朔斗は攻めっぽいな……けど、受けの朔斗も………イケる!!考えただけで鼻血が……」
「ほんとに鼻血出すなよー?」
なんと言うか……いつものことですね…
「俺、先風呂入ってくる」
「わかった」
そう言うと朔斗は風呂に行ってしまった
「…で?なんか進展あったのー?」
「……進展って、なんもないよ」
「このあいちゃんに嘘が通じると思ってるのか!」
ペシッと軽く頭を叩かれる
「あいちゃんになんでも話してみなさい!」
なんか、私にまかせなさい!みたいな顔して俺を見てくる
……意を決して、俺は話すことにした
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