アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
*開始
-
「うわっ…!」
俺の右手に押され、油断していた矢代は簡単に後ろのマットへ倒れ込んだ。その衝撃でマットからホコリが上がる。そのまま釘を刺して固定するように、脚を使って相手の動作を封じた。
矢代は俺の行動に困っていた。緊張した声で抵抗された。
「…は、はなせよ…っ」
「…まんざらでもないくせに。この間、こうされたから興奮したんでしょ?」
「…っ」
また顔を赤らめた。
こいつはいつからこんなに素直になったのだろう。
見下しの意を込めて含み笑いすると、矢代が不安げに俺を見上げた。
「…いいよ? 別に興奮しても。 俺はお前が鈴谷にしたこと全部、お前にそのまま返すだけだから」
「……い、やだ、どけよ…!」
「勝手に動いてんじゃねぇよ」
「っ!!」
逃げ出そうとする矢代の腹部を踏みつけ、相手の両手首を片手で拘束する。矢代は小さく呻いて、足の重みに細めた目でこちらを伺う。その目線を離さないまま、矢代へと顔を近づけた。
「…お前、自分があの時にしたことちゃんと覚えてる? あんなに傷付けておいて、自分が同じ立場になったら逃げ出すっていうのは不公平だよな…? 制裁を受けたくて、ここにのこのこ来たんでしょ? なら、自由は要らないよね」
「…えっ ちょ、何すん…、っ!!」
塗装が禿げた横の木製棚から、1人用の縄跳びを掴み取って矢代の手首を縛り上げた。その際一瞬暴れたが、矢代の陰部に爪先を押し付けるとすぐに大人しくなった。矢代が目を潤ませながら、泣き出しそうな声で懇願する。
「…や、やめ、ろよ…っ ほんとに…っ」
「嘘つき、もっとされたいくせに」
「されたくなんかな…、ひぅっ!」
少々乱暴に爪先でぐりぐりといじめると、左手に握った縄跳びの余った縄が、矢代の反応と伴ってびくびくと揺れた。
「や、まじ、で…っ やめ…!」
「…ほら、嘘つきじゃん」
「うそ、なんかじゃ…っ」
「じゃあ素直に全部白状できるようにもっとしてあげる」
矢代の、加虐的な刺激に敏感なそこへ足を乗せた。これからされることを察したようで、矢代が空気を飲み込むのがわかった。
「…矢代、お前さぁ、俺のいないところで、鈴谷に何してた?」
矢代の表情が強張った。
「全部言えよ。 じゃないとお前にされたこと、全部返せないじゃん」
「ぜん、ぶ…」
「…全部言い終わるまで、足、止めないから。」
「えっ う、うそ、や…! あぅっ!!」
無視してそこを一気に踏みつけた。矢代が刺激に耐え切れず、体をよじって喘ぐ。意識を俺に引きつけるように、手に持った縄跳びを荒く引っ張った。
「早く言えよ、なんで鈴谷まで標的にしたのか、お前の知ってる俺の知らないこと全部吐け。…あ、あと、途中でイッたりしたら…わかってるよね…?」
「…ふ、ぅ…っ はぁ、オレ…、オレは…っ」
「…裏に連れ込んで、鈴谷に何した…?」
「…う…、…全部、脱がせて…、恥ずかしい格好させたり…、はぁ、無理矢理イかせて…っ その写真撮ったり…した…っ」
「…他には…?」
その後も足の律動を止めずに、喘ぎの漏れる口から様々な真相を引き出した。
不透明だった部分が徐々に透明になり、俺の視界の外にあった猥雑な現実が浮上していく。
その度、胸に小さな痛みが募った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
8 / 20