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疲れすぎて歩くのも辛い
「燕羽」
「あいあい」
「この靴やるよ」
「えっ?でも」
「いいからこれから毎日履け」
「ありがとう!・・・・って重っ!」
「なにこれ」
「まぁ・・・・・・すこーし細工してある感じ」
「少し?違うよね?だってめちゃ重いし!」
「帰るぞ」
「ま、まって!!」
ううっ・・・
重いし足が動かない
「遅い!」
「鬼っ!」
「ああん?」
「い、いえ・・・なんでも」
こうして何とか帰って来た
辛かったよ・・・・・・
「お前のスリッパはこれな」
「えっ・・・・」
「行くぞ」
「ちょ!!いでっ!」
思い切り転んだ
てか、めちゃ重いしっ!!
「ちなみに・・・・」
「ん?」
「床は大理石だから傷付けたら和海に怒られるぞ」
「ひぃ!」
帰っても辛いとかどんだけだよ!
「先にお風呂な」
「うん・・・ってまさか」
「何?」
「一緒に?」
「あ~、だよな・・・傷を見たくないだろうし一人で入って来い」
「そうじゃなくて・・・・・恥ずかしい」
「とにかく入れ!」
「わかった」
翔は気を使ってくれてるんだ
別に怖くないけど・・・・・・・まだ傷は直視できないと言うか
素直にお風呂に入り、バスルームから出ると翔に手招きされた
「何?」
「寝ろ」
「や、やだっ!」
「早く」
「わかった」
長椅子みたいなところに寝かされたけど・・・・・
「あっ・・・気持ちいい」
「そっか」
少しだけナゾの液体を塗られてマッサージしてくれた
すごく気持ちいい
足がすごく軽い
「よし、食事にしようか」
「うんっ!お腹すいた」
「だな」
スリッパは重いけど、慣れればなんとかなりそうかも
今はご飯だ
「すごい・・・・・美味しそう」
「たくさん食べろ」
「うん、いただきます!」
料理はとても美味しかった
初めて食べるような料理ばかりでたくさん食べてしまった
「そう言えば、楓さんは?」
「寝てるんじゃない?」
「そか・・・・・ねね、あのさ」
「楓はミュージシャン!」
「やっぱり!」
「でも、ここでは普通にしてあげてね」
「もちろんだよ」
やっぱりそうだったんだ
でも、普通にしないとね
「じゃ、俺お風呂な」
「うん~」
と言うか、すごい家だな
天井がすごく高いし、照明も高そう
ソファーも座り心地がいいし、絨毯も綺麗
「あれ・・・・・一人?」
楓さんだ
「翔はお風呂です」
「そう・・・・・」
「食事ですか?」
「あー、俺はこれがあるから」
そう言って冷蔵庫からプリンをたくさん取り出した
「えっ・・・」
「たまごとミルクで栄養は補給されるでしょ」
「えっと・・・・・はい」
そうなのか?
それでいいのか?
そんな事を考えていたら、変な蛾が入って来た
きもいっ!!
「ひぃ!!!」
「嫌い?」
「嫌いと言うかきもいです!!」
「そう・・・・」
怖くないのかな?
平然とプリン食べてるけど
ううっ・・・
パタパタ飛んで気色悪い
「じゃ、この空の容器で」
「えっ?・・・・・うおっ!」
空の容器を投げて蛾を落とした
何と言う命中力!!
てか、その後どうするの?
考えたくないけど
「ただい・・・・・うっ!」
「おかえりなさい」
「楓・・・・・これを何とかして下さい」
「後で」
「今すぐです!!」
「もう・・・・・・」
和海さんは虫が苦手?
「ちょ!!!」
「うっ・・・・・」
「ん?」
素手で掴んで捨てるとか、聞いてない
てか、気持ち悪くないのかな
「これでいいんでしょ?」
「手を100回洗って来てください」
「いいけど、今翔がお風呂に」
「キッチンで!」
「わかったよ・・・・・もう」
なんなのこの二人
と言うか楓さん・・・・
蛾だよ?大きいよ?何で素手で掴めるの?
「いいですね?絶対に黒い奴は素手で潰さないで下さい」
「はいはい」
黒い奴?
蟻・・・・・じゃないよね
何だかいろんな顔が見れて楽しいけど・・・・・・・
涼しい顔して虫を掴むのは止めて欲しいっ!!
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